2004年9月1日(水)
9月になると、ここでは涼風が吹き、野も秋のしたくを始めます。 わすれな草のこぼれた種はたくさんの子を生み、紫色のいんげんは実をふくらませました。
開けていた窓は夕刻には閉め、明かりを点します。 ふーっとひと息ついた庭と家。 美しい茶がらを撒いて床を掃き、一日を終え、秋を待つ。
銀色の月の光が身に浸みるようになりました。 9月28日は十五夜です。
萩尾エリ子 / simples