木の記憶。

木の記憶。

林に風を通すため、いくつかの木を切った。
その枝は磨かれて、カード立てになった。
光を求めて過ごした枝には、水輪のように流れる苦楽の記憶が刻まれている。

戴いたばかりの手紙、予定のメモ、木の葉・・・
昨日を、明日を差してみる。
私たちが得る文様も美しくありたいと思う。   萩尾エリ子

しらかば、もも、うめ、いちいなど様々な木のカード立てが入荷いたしました。
手にとってご覧下さい。