こころのお茶

島るり子さんの薬草碗に、葉のひとひら、蕾のひとつ、なつめの甘露煮を一粒入れ、しゅんしゅんと沸いた湯をそそぐ。
まずは一杯のこころのお茶を。
うっすらと白湯に近い。
五感を澄まして味わおう。
仄かな香りほどひとにより添い、その機微に触れる。