第1楽章 2026年03月01日 掲載 春の使者が、ふっくらと顔をのぞかせた。 さやさやと揺れる一輪を手折れば、仄かに香る。 この庭には、季節を運ぶ小さな者たちが隠れている。 今、想像の鈴音を奏でて春を祝うのはスノードロップ。 枯れ色の中のひだまりで、その楽団は今日の準備をしている。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »