一番目のギフト


戴いた花束は春の便り。
空気が揺れて、香りが流れる。

さあ、小さな幸を集めたら、新しい明日。
今年もあなたの木陰でありたいと、
静かに扉を開きましょう。

萩尾エリ子 / simples