風に託して 2026年08月01日 掲載 森の中で開きはじめたウバユリの花が 静かに仄かに香った。 日常の暮らしを突然失い、 猛暑の中に過ごす人たちを想う。 彼の地を訪ねたとき、心をこめてふるさとを案内してくれた 明るく逞しいあの人たちはどうしているだろう。 青いすすきの葉を抜ける、ひんやりとした風を せめて一枚の写真にのせて送ろうと思う。 萩尾エリ子 / simples « 新しい記事 | 古い記事 »